とみた小児科 小児科 小児科専門医、こころ
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■子育て情報
☆「インフルエンザ」
インフルエンザは、冬〜春先にかけてみられる病気で、A型、B型、C型の3つのタイプがあります。2009年には、豚由来の新型インフルエンザの流行がありました。
急に発病し潜伏期間が1〜3日と短いのが特徴です。
症状は、突然の発熱、強い咳、鼻水、のどの痛み、腹痛、吐く、下痢、全身がだるくなる、食欲がなくなる、頭痛、手足の筋肉痛、腰痛などです。過剰な心配をしてパニックにならない事が重要です。落ち着いて、落ち着いて対応します。
自宅で熱が出たときの注意点は、かぜの高熱の場合と基本的には変わりません。
子どもの様子を観察する。一番大切なことです。水分をよく取らせる:塩分と糖分の入った水分がいいです、
具体的には母乳・ミルク・イオン飲料水・スープ・おみそ汁など。食欲はなくてあたりまえくらいに考えて無理強いせず、もし食べれるなら子どもの好きなもので消化の良いものを与えます。
休む:家でのんびり、ごろごろ。
保温:暑がれば薄着、寒がれば厚着。大人のように厚着をして汗を出す方法は、熱がこもってしまうため子どもには不向きです。
☆皮膚の赤み・ブツブツ・アトピー・湿疹の検査について
明らかに食べてひどくなったという場合を除いて、ブツブツが出ただけですぐ食事が悪い、アレルギーの血液検査が必要と言う訳ではありません。落ち着いて対応します。
食べこぼしやヨダレが皮膚につくだけでも、皮膚は赤くなります。アレルギーではなくても皮膚にブツブツができます。
また、乳幼児は腸の機能がまだ未熟。 飲んだり食べたりした物が、十分に消化・分解されずに腸から直接吸収されてします。 その結果、アレルギーではなくても皮膚にブツブツができる場合もあります。 だんだん消化管の働きが成熟していくと、いつのまにかできなくなります。
この時期の皮膚のブツブツを見て、ただちに"アレルギーだ"とか"アトピーだ"とか診断できない場合も多くあります。診断は慎重に行います。 心配しずぎないで慎重に様子を見る事もお勧めしています。
アレルギーの原因検査は意外に難しい。 血液アレルギー検査は疑陽性・疑陰性が多いから誤った判定の場合があります。あくまで補助的検査。 食物負荷検査が確定的検査。本当に心配な子どもは専門病院を紹介しています。入院して検査の場合もあります。
安易に食事を制限するのはやめましょう。成長や発達に問題をおこす場合があるから。
特定の食物を食べて明らかに悪くなったというケースを別にして、少しずつ食べながら経過を見ていきます。
困ったら、もう一度小児科医に声をかけてください。1人で考え込まないで。
☆"かぜ"のお話し
以下は、日本呼吸器学会(呼吸器専門医師の学会)の治療指針「かぜの常識」を参考にしました♪♪♪♪
〈1〉かぜの多く(80%以上)はウイルスでおこりますよ。ウイルス性かぜなら抗生剤は効かないですよ。だから対症療法が基本ですよ。
〈2〉かぜ薬はかぜを根本的に治す薬ではありませんよ。
〈3〉だから、家でゆっくり休んだり水分補給に注意しながら、子どもの様子をよく見ている事が一番の薬ですよ。
〈4〉症状の持続や悪化がみられる時は、再び診察に受診して下さいね。
〈5〉抗生剤の乱用に注意しましょうね。
抗生剤がきかない耐性菌を生み出す事があるから。
〈6〉解熱剤は使ってもいいけど使いすぎに注意しましょうね。
比較的元気なら解熱剤を使わなくてもいいですよ。あくまで、解熱剤は一時しのぎだから。
〈7〉予防には手洗い、うがいが大切ですよ。
☆「こどもの心のケア」
子ども達の心のケアが必要な場合、日本小児科医会のホームページに子どもの心のケアのPDFがあります。わかりやすい文章です。
紅斑性胃は何ですか?
☆「かぜ」をひいた時の入浴は?
Q子どもが「かぜ」をひいて熱がある時は、お風呂に入れないほうがいいのでしょうか? 体が汚くなってかわいそうに思いますが・・・。 (2才女児のお母さんより)
A「かぜをひいた時はお風呂に入ってはいけない」と昔からよく聞かれると思います。しかし実際に調べてみますとはっきりとした医学的根拠はなく、お国柄の違いとか、民族に伝わる習慣の違いのように思われます。
「かぜ罹患児の入浴に関する調査結果」(自治医科大学岡山らによる)によると、子どもがかぜをひいた時、約半数の保護者が入浴を控えさせていると報告しています。このような習慣は他国ではあまりないようです。
少し古いデータですが、厚生省研究班がかぜの子ども約90人で入浴しないグループと入浴するグループに分けて入浴の影響を調べ、症状が出ている期間や合併症などに差はなかったという報告もあります。
「かぜ」でも機嫌がよく元気があれば、湯冷めさせないようにお風呂やシャワーでサッと汗を流すことはいいと思います。その方が、さっぱりして熟睡もできるし、皮膚炎になりにくいし、鼻も通って鼻づまりも改善します。長湯は避け清潔にすることを目的の入浴をお勧めしています。
☆「イオン飲料水と子ども」
Q:子どもにイオン飲料を与える時の注意事項があれば教えて下さい。(0才と4才姉弟のお母さんより)
A:イオン飲料の功罪のご質問です。日本小児科学会「イオン飲料とむし歯に関する考え方」(日本小児科学会雑誌/平成16年4月号P717-721)より抜粋してご紹介します。
「テレビのコマーシャルなどにより、多くの母親は市販されているイオン飲料は身体に良いと考えている。しかし普通の食事をしている乳幼児・学童にこれを与えるとかえってのどが渇いてしまい、イオン飲料を絶えず飲んでいなければならない状態になってしまう。糖分の濃度も比較的高く甘味がより強いので習慣化する傾向があり、またpHが3.6-4.6と低くイオン飲料が絶えず口に残る状態はむし歯の原因となる。イオン飲料水を多量に与えることは肥満の原因になるばかりでなく、食欲不振などの全身に悪影響を与える恐れもある。」
そのため次のように使用するよう薦めています。「*下痢や嘔吐でイオン飲料を飲ませたときは症状が改善したらやめる*過激な運動や極端に汗をかいたとき以外は普通の水を与える*イオン飲料を水の代わりに使用しない*のどが渇いたときは普通の水を飲ませる*寝る前に歯を磨く。あるいは与えた後に綿棒や指先にガーゼを巻き口腔内を清拭する。」
つまり、下痢や嘔吐した時や激しい運動の時を除いて普通の水が一番いいようですね。
☆生後4カ月までの赤ちゃんの「でべそ」の治療について
いわゆる「でべそ」のことです。 生後3ヵ月頃に「でべそ」の程度が一番強く、その後、徐々に小さくなり、1才頃までには約80%が自然に治ることが分かっていました。しかし、経過観察中に他人から「でべそ」の存在を指摘されるなど両親の精神的負担が大きいことや,でべその増大により「おへそ」が膨隆し,皮膚にたるみが生じ、そのため自然治癒後に「おへそ」の皮膚のたるみを残すこと,さらにその醜形に対して美容的観点から手術を要することなど多くの問題がありました。そこで「おへそ」に醜形を残さず、早期に自然治癒を促すことを目的に、早い時期から綿球でおへそを圧迫する保存的治療法をご紹介しています。生後早い時期に施行すると(できれば4カ月以内)有効の場合が多いようです。
目を下にどのような食物アレルギーのcnの原因腫れ
☆熱中症
熱中症かなと思ったら!
急激に体温が上昇すると、汗はあまりかきません。「赤い顔をしている」「ぐったりしている」など。
1、すぐに風通しのいい日陰の涼しい場所に寝かせて、
2、衣服をゆるめ、冷水でぬらしたタオルで冷やします。
3、意識があるときは、冷たい水、イオン飲料水、薄い食塩水などを少しずつ与えます。(下記【参考】もご覧ください)
4、けいれん、意識障害、吐き気、水を受けつけないときには、救急車を呼んでください。
【参考】家庭で簡単にできる小児用イオン飲料水の作り方
●WHO(世界保健機構)の推奨する経口脱水症治療水。
水1リットル(水道水で可)に、食塩3.5g(小さじ半分)と砂糖40g(大さじ4杯分)を混ぜれば出来上がりです。さらにオレンジやレモンの絞り汁を入れるとさらにいいです。
●別の作り方。これもいいです。
食塩3g(小さじ約半分)に、100%リンゴジュース200ml、水(水道水で可)を800ml加えて合計1000mlとする。
☆「子どもの夏のスキンケア法」
暑い時期のスキンケアはまず汗対策!
(1)汗でぬれた衣類はこまめに着替えましょう
・汗を吸いやすい肌着(やはり綿100%が一番)を着せましょう。
・ノースリーブやランニングよりは、汗を吸い取るための袖のある肌着がベター。
・膝の裏なんかにあせもがあるときは、七分丈の綿のスパッツなんかもいい。
・汗で濡れたらどんどん着替えさせましょう。
・特に寝入りばなは汗をかきやすいので、背中から首筋にかけてパジャマと背中の間に1枚タオルを入れ、後で抜き取るのもいいでしょう。
・短時間の外出でも、着替えは最低1組持って行ってね。
・裸でいると、かえってあせもができやすいです。
(2)皮膚は、ぬれたタオルでやさしくふいてあげる
・乾いたタオルは、汚れが拭き取れないから不適切。
・おしぼりで、やさしく、押さえるように。
・冷たいおしぼりは、ひんやりして気持ちがいいよ。
(3)シャワーやお風呂で汗を流す
・お風呂は、ぬるめ、長湯はさけましょう。
・頭は皮脂の分泌が多く汚れやすいのでシャンプーで。
・汗のたまりやすい首まわり、背中、手足の関節の内側、指の間などシワの奥まで、手や柔らかいタオルでていねいにやさしく洗います。
・昼間もシャワーやお風呂で汗や汚れを流しましょうね。
(4)涼しくしてあげましょう
・クーラーを使う(冷し過ぎないように)。
・扇風機を使う(直接、風をあてないで)。
・頭にあせもが多い子に、アイスノン枕も気持ちいいですよ。
☆「子どもの身長発育」
Q;子どもの身長発育に関して、家庭で注意することを教えて下さい。(4才男児の母より)
A;大切な4大ポイントを示します。
1、睡眠 成長ホルモンは睡眠中にたくさん分泌されます。夜は熟睡することが成長発育にとって重要です。テレビゲームやコンピュータで夜遅くまで起きている子が増えています。規則正しい生活リズムをつくり、夜更かしはやめ早く寝ましょう。
2、できるだけ体を動かそう 運動している時も多く成長ホルモンが分泌されます。戸外で遊ぶ機会が少ない時は休日に家族で散歩もいいでしょう。大人もよい運動になります。
3、栄養バランスの取れた食事を たんぱく質が大切ですが、それよりもまずいろんな食品をバランスよく食べることが重要。インスタント食品や外食に頼りすぎた食事は、脂質や塩分の摂取量が多くなりがちで、栄養バランスを崩します。ほどほどに。愛情のこもった手作りの料理がやはり最高� �す。
喫煙はあなたの肺に何をしますか? ? ?
4、愛情も大切 子どもが虐待や育児放棄(ネグレクト)などにより非常に強い精神的なストレスを被ると、成長ホルモンの分泌は低下し一時的に身長の伸びが悪くなります。その子どもに対する治療はどうするのでしょうか?それは、難しい手術をすることではなく、ホルモンの薬をがんばって飲ますことでもありません。ただ、ただ、人がそばにいてあげて、一緒に遊んだり、良いところを見つけ褒めてあげたり、話しをしたり、聞いてあげたり、体をさすってあげたり、抱きしめてあげたり、・・・・つまり子どもと「心からのふれあい」をするのが一番の良薬なのです。その状態を続けていると、あら不思議、成長ホルモンの分泌は改善し、再び背が伸び始めます。"catch-up growth"といいます。("catch-up growth"は、"取り戻し成長"と訳します。)
☆「子どもの生活習慣病」
Q子どもの「生活習慣病」が話題になっています。どうゆう事か教えて下さい。(5才男児の母より)
Aかつては「成人病」とよばれ、大人の病気と考えられていた生活習慣病(高脂血症、高血圧、糖尿病、動脈硬化、脂肪肝など)が、子どもたちの間で広まりをみせています。厚生労働省は「小児生活習慣病は小児期のライフスタイルの改善等により予防し得る生活習慣病」とし、肥満や高血圧、高脂血症を持つ子どもを生活習慣病予備軍として注意を喚起しています。小児生活習慣病は、自覚症状がないうちに進行していきます。例えば肥満度+30%以上(理想体重の1.3倍以上の体重を指します)の子どもを検査すると、高脂血症が10人中4人、高血圧が10人中2人、肝機能障害が10人中1人、2型糖尿病が100人中4人にみつかってきます。また肥満度50%の人の将来死亡率は肥満のない人の2倍といわれています(付録: 成人のコレステロール値の比較で、コレステロール値200mg/dl(正常)の人と比べ、220mg/dl;1.5倍、250mg/dl;2倍の虚血性疾患の発生頻度です)。
最近の子どもたちを見ると、「よく体を動かし、よく食べ、よく眠る」という成長期の子どもにとって当たり前で必要不可欠な基本的生活習慣が大きく乱れている事が指摘されています。子どもを生活習慣病にしないためにも、日々の生活習慣をもう一度考えてみることは大切な事だと思います。
☆「アレルギーのある子の予防接種」
Q;アレルギーがあると思われる子どもへの予防接種は可能でしょうか?
A;日本小児アレルギー学会の見解(平成18年3月)による予防接種要注意者への基準は以下のとおりです。要約しできるだけ平易に説明しようと思います。
アトピー性皮膚炎、じんましん、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー体質などと言われているだけでは、予防接種不適当者にはならない(予防接種を受けて良い)。
予防接種の成分でアレルギーと関連したと報告されているのは、1卵,2ゼラチンとチメロサール(予防接種の安定のため含有),3カナマイシンやエリスロマイシン(抗生剤)です。順に説明します。1卵:インフルエンザ予防接種は微量であるが卵成分が含まれています。このため重度卵白アレルギー児、つまり血液によるRAST検査でスコア5〜6と強陽性(RAST検査は医療機関でできます)、卵を食べてアナフィラキシー(全身の非常に強いアレルギー反応を指します。症状としてじんましんや顔面の腫れだけでなく、吐気、嘔吐、呼吸困難、意識障害などがおこったりします。迅速な救急処置が必要となります)などでは、事前にインフルエンザワクチンによる皮内テスト(あらかじめ医療機関でご相談下さい)を行う事が推奨さ れている。(卵を食べて軽いじんましんや口の周りが赤くなる程度なら接種可能です)。2ゼラチンやチメロサールアレルギーに関して、最近の予防接種はこれらの除去がすすんでいます。一部のワクチンが含有していますが対応はほぼ可能と思います。かかりつけ医にご相談ください。3もしカナマイシンやエリスロマイシン(抗生剤)に関して強いアレルギーをお持ちの場合は、同じ種類の予防接種でもメーカーにより成分が異なります。事前にかかりつけ医に相談して下さい。
最後に、予防接種の接種液の成分によりアナフィラキシー(用語の説明は前記)を起こした事が明らかな場合はその予防接種はできません。そうゆう方も今後の予防接種スケジュールをかかりつけ医と相談しておく事がとても重要だと思います。
☆「歯ぎしりをする子ども」
Q:5歳の女の子です。歯ぎしりをよくします。心配な事はないでしょうか。このまま様子をみていればいいのでしょうか?(5歳女児)
A:今日は、冨田です。ご質問を有難うございました。今回は子どもの歯ぎしりついてです。
いろいろな歯科医の先生方の意見をまとめてみました。「幼児にはよく見られる事。成長発育期の子どもの場合はかみ合わせを調整するための生理的な反応の場合もあります。また保育園・幼稚園に行くようになると、友だちとの関わりやワクワクしたり興奮するようなことが毎日続きます。夢の中にそのことが出てきているのかもしれません。そのため頬の筋肉に力が入り、噛み合わせた歯をずらして歯ぎしりが起きるものと思われます。そのまま様子を見ていてよいと思います。もし、歯並びに問題があったり、あごを痛がったりするようであれば、歯科医に相談してください。かみ合わせの調整やナイトガードと言う装置を睡眠時に使用することもあります。」以上です。
☆「包茎について」
Q:おちんちんを指で押し下げても亀頭が見えません。手術をしたほうがよいでしょうか?(4歳男児の母より)
A:包茎の治療も昔とはずいぶん変わってきました。包皮を引っ張って亀頭が露出できない場合、次の二つの可能性があります。一つは、包皮口が広くても、包皮と亀頭が癒着しているため亀頭が露出できない場合、これは仮性包茎といってよくあることです。もう一つは、包皮口(おしっこの出口)が狭すぎるもの、真性包茎といいます。真性包茎の大多数は思春期までに自然治癒します。そのため治療が必要な場合は、包皮口がピンホール状でとても狭い、そのためにおしっこが出にくい、包皮の炎症が時々起こる、思春期後の真性包茎、膀胱尿管逆流現象などの合併症がある場合となります。治療は、用手翻転法:包皮を指でペニス根部方向に引っ張って翻転を試みる(同時に、弱いステロイド軟膏を塗布する場合もあります)方法が あります。毎日1〜2回実施する。詳しくは医師にご相談ください。手術はこのような方法が無効な場合に限り考えます。
> ☆「成長痛とは」
Q3ヶ月前からひざが痛いと言います。寝る前や夕方が多いです。痛がるときはさすってやります。そうすれば痛みは治まり、翌日はケロッとしています。病院で相談したほうがいいでしょうか?(4歳男児)
Aご質問の男児は「成長痛」の可能性が高いと思います。「成長痛」とは、2歳以上の小児に時々みられるもので、ひざ周囲の痛みが多いですが他の部位の痛みを訴えることも少なくありません。痛みは週に数回のこともあれば数ヶ月に一度とさまざまで数年間続くこともあります。痛みを訴える時刻は、夜間就眠時が最も多く、次いで夕刻が多いといわれています。「成長痛」の特徴は痛みを訴えた翌日でも完全に症状が消失して何事もなかったかのように元気にしていることです。原因については明らかではありませんが、一種の疲労現象であるという説と精神的な要因が関与する説とがあります。そのため、ゆったりとした生活リズムを考え、痛みを訴える時はそばにいて心配ないよと話をしてあげたり、やさしくさすってあげたり� ��て下さい。
もし、翌日になっても痛みが続くとか、関節の腫れがあったり、歩き方がおかしかったりする場合は病気の場合も考えられます。この場合は病院でご相談される必要があります。
☆「児童向け-インフルエンザ」(21/10/15)
○○学校の皆さん、今日は。とみた小児科、冨田です。新型インフルエンザのニュースが多くなってきましたね。しかし、心配をしすぎてもいけません。落ち着いて、落ち着いて。今回は、子どもたちからよく質問される事を2つ選んでお話します。
【質問1】インフルエンザの診断はどうやってするの?
家族全員が同じ症状である場合や、学校でインフルエンザが流行している場合は、検査なしでもインフルエンザと診断できます。わからない時はインフルエンザかどうか鼻水で検査をする場合もあります。細くて柔らかい棒で鼻水をそっと取ります。発熱後1日以上、少なくとも半日以上たってないと検査はできません。なぜかと言うと、病気の早い時期にやってもまだ陰性だからです。
【質問2】家で注意することは?
1.手洗い、うがいが大切ですよ。手洗いは15秒以上時間をかけて。
2.早寝・早起き・朝ごはん。夜は早く寝て、朝は朝ごはんを食べて学校へ行きましょう。
3.「せきエチケット」って知っていますか? ●せきやくしゃみが出るときは、マスクをしましょう。●マスクがない時は、ティッシュなどで鼻と口を押さえ、他の人から顔をそむける。●使ったティッシュはすぐゴミ箱に捨てましょう。
4.部屋が乾燥している場合は加湿すると感染しにくくなります。お父さんかお母さんに教えてあげて。
心配しすぎないで、楽しく毎日をすごしてくださいね。
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